グローバル化が加速する中、年齢を問わず「英語の勉強を始めたい!」という人は増えてきています。しかし、それにともなって英語学習の教材は大量にあふれており、何から始めてよいのか悩んでしまいますよね?
「これから英語を勉強しようとしているけどこから始めていいか分からない」
「忙しいから最短で効率的に英語を勉強したい」
「勉強を始めたとしても、モチベーションを保てるかな」
この記事ではこんな疑問を持っている方に向けて、英語の勉強の始め方や効率的な勉強法を分かりやすく解説します。
1.英語学習の正しい手順と最短ルートがわかる。
2.英語学習の効率的な勉強方法がわかる。
3.初心者がやりがちな英語のNGな勉強方法を知ることができる。
英語学習で一番最初にすることは、「目的」を明確にすること!
英語を勉強するうえで一番大切なことは、「英語を学習する明確な目的」を持つことです。
理由としては、英語学習は長期にわたって勉強を継続しなければならないため、「明確な目的」をもっていないと挫折してしまうからです。
ビジネス特化型オンライン英会話事業の英語調査によると、英語学習経験のある社会人の約9割が挫折したことがあると回答しています。
なので、まずは「英語を学んでなにをしたいのか」「英語を話せるようになった後どうなりたいのか」などを思い描いてノートやメモ帳アプリに書き出してみてください。
英語を学ぶ目的は人それぞれですが、理由は抽象的ではなくできるだけ具体的に書いてみてください。
・英語を話せるようになりたい
・海外に行ってみたい
上記の例では英語はどのレベルまで話せるようになりたいのか、いつまでに話せるようになりたいかがわかりません。海外に行く目的ではどこの国にいつまでに行くのか決めたほうがモチベーションを維持しやすく、今後の学習プランを立てやすくなります。
・TOEICを今年の8月までに800点取りたい
・来年の4月にアメリカ留学するからそれまでにIELTSで6.0をと取りたい
・海外の彼女をゲットするために日常会話をマスターしたい
このように、より具体的な目的をもって英語学習に取り組むことで、学習のプランも予想でき、より効率的に英語を勉強することができます。
また英語のメリットを知ることで、目的を見つけやすくなります。英語を学ぶメリットを知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
英語学習の最短ルートの手順を解説
英語は勉強するには「インプット」と「アウトプット」があり、最初はインプットから勉強をしましょう。
英語学習の順番は「英語の基礎知識」→「リスニング・リーディング」→「スピーキング・ライティング」が一番効率的!その理由を説明していきます。
英語の基礎がわからなければ、聞くことも話すこともできません。また、読み書きができなければ、話すことも書くこともできません。なのでまずは、文法と単語の基礎をしっかりと学び、それからリスニングやスピーキングに進めることをお勧めします。
英語の文法と単語の基礎を覚える
英語学習で基礎が大切ということが分かったところで、実際に文法と単語を覚えるための勉強法を紹介していきます。
よくある英語教材では、英語の単語帳と文法のテキストは別々に売られています。しかし単語帳を買って覚えようとしても、例文に記載されている文法がわからなければ、英語学習の効率は下がってしまいます。
なので、文法と単語を一緒に学べるテキストを選ぶことが大切です。そうすることで英語を効率的に学習することができます。
英語ですべて書かれていて、英語を英語のまま覚えれると人気を誇っているEnglish Grammar in Use Bookがありますが、あまりおススメしません。その理由は英語で書かれていても初心者には完璧に理解できないままになってしまうからです。
文法と単語を同時に学べるおすすめテキストとしては「ALL IN ONE」をおすすめします。
「ALL IN ONE」は単語の例文/説明・文法解説が一冊にまとめられていて、文法の構成と単語もしっかりと解説しているので、英語の文法と単語をセットで覚えられる優れものです!
また、「ALL IN ONE」シリーズは初級、中級、上級とシリーズ化されているので自分のレベルに合った教材を選ぶことができます。
「ALL IN ONE」はアプリも開発されており、ダウンロードすることでネイティブと同じ速度の音声と一緒に勉強することもできます。アプリの利点は通勤時間などスキマ時間でも勉強できるのでさらに英語学習の効率を上げることができる点です。
「ALL IN ONE」シリーズを終えたときにはあなたは、文法の基礎・単語はもちろんリスニング力も飛躍的に伸びているでしょう。
※アプリでの文法解説を見たい場合は、追加内課金をしなければなりません。
英語の試験を受ける
英語の基礎が出来上がったら、英語の試験を受けてみましょう。この英語の試験はTOEICでも英検でもなんでも大丈夫です。
試験を受けることで学んだことを生かすことができ、リスニング力など試験によりますが、スピーキングやライティング力も付けることができます。
英語の試験にはどの試験にも必ずリスニングがあります。教材を一つ買い、耳が慣れるまでリスニングの音声を聞くことで、英語の発音も自然と身についてきます。
リスニングを鍛えるのにおすすめの勉強法は「ディクテーション」と「シャドーイング」です。
ディクテーションとは聞いた音声をそのまま文字にして書くことです。ディクテーションをすることでリスニングとスペリングの両方を同時に鍛えることができます。
シャドーイングは、聞いた音声を真似して発生する勉強方法です。シャドーイングをすることで、リスニングと発音を同時に鍛えることができます。
おすすめのアプリはスタディサプリENGLISHです。
スタディサプリENGLISHは「日常英会話」「TOEIC」「ビジネス英語」「TOEIC担当コーチ」の4つのコースから、自分の目的に合った学習をすることができます。文法の解説動画もあるので初心者の方でも安心して利用できます。
外国人の友達を作る
外国人の友達を作ると英語の成長速度はグンッと上がります。
特に日常会話で使用する英語を学ぶことができ、学校では学ぶことができないスラングなどを覚えることができます。チャットをすることでスペリング力も上がり、日々英語に触れることで英語学習の習慣化にも繋がります。
外国人と仲良くなれば、もっと話したいというモチベーションにも繋がることから、英語学習のモチベーションにもつながります。
また、異なる文化を肌で感じることもできるので価値観も広り、国際的な感覚を身に着けられる点もおすすめするポイントです。
外国人の友達を作るのにおすすめの方法は「Hallo talk」というアプリを使うことです。
「Hallo talk」は世界中の1000万人以上の言語学習者が利用している言語を学ぶアプリです。
このアプリは自分の母国語・学びたい言語・自身の基本情報をいれれば、簡単に登録できて、始めることができます。
チャットをある程度続けると、直接会ってレストランやカフェなどでおしゃべりをするのもいいでしょう。
英語学習の効率的な勉強方法
英語学習の順番がわかっても、実際に勉強する時間には限りがありますよね?
これからはさらに効率的に英語を勉強するポイントをご紹介します。
スキマ時間を活用する
英語は別に机に向かって勉強する必要はありません。最近では英語学習のアプリや動画教材が増えており、いつでもどこでも英語を学ぶことができます。
特にまとまった時間を確保するのが難しい社会人の英語学習は、通勤時間や入浴中などスキマ時間をうまく活用することで英語学習の効率を上げることができます。
スキマ時間を活用する方法としては、アプリを使ったり、ポッドキャストを聞くなどがあります。その他にも洋楽を聞いたり、英語のニュースを見るなど様々な方法があります。
オンライン英会話をやってみる
オンライン英会話を利用することで、アウトプットの機会が増え英語を話せるようになるのが早くなります。
オンライン英会話の講師は英語を教えるための試験を突破しているので、英語を楽しみながら実践的に学ぶことができます。コースも様々なものがあり、「日常英会話」「ビジネス英会話」「試験対策」コースなど自身の目的に合ったコースを選ぶことができます。
オンライン英会話は携帯で利用できるものも多いので、スキマ時間を利用して好きな時に予約をいれてアウトプットしていきましょう。
興味のあるものと英語をリンクさせる
ただ英語を勉強していても、途中で飽きてしまったり、挫折をしてしまうこ可能性が高いので、英語学習を継続するためにも、興味のあるものと英語をリンクさせましょう。
たとえば、洋画が好きだったら日本語字幕と英語字幕で見ながら英語を勉強することができます。
洋画を日本語と英語字幕で同時に見る方法はNetflixを利用する方法がおすすめです。
Netflixには拡張機能があり、日本語と英語字幕を同時に見ることができます。また、わからない単語にカーソルを動かすとわからない単語の意味と発音を教えてくれます。
おすすめしない英語勉強方法
ここまで効率的な英語勉強方法を紹介してきましたが、おすすめしない英語学習方法も紹介していきます。英語学習は間違った学習をするとあまり英語力が上がらないだけでなく、挫折の原因になってしまいます。
いきなりアウトプットから始める
アウトプットはもちろん大事ですが、インプットをしなければその効果はあまり期待できません。
たとえば、外国人と話すときも相手の言っていることがわからなければ話をすることができませんし、もし聞き取れたとしても文法がわからなければ、単語だけの会話となってしまうでしょう。
英語で日記を書く際も、英語の基礎が分からなければ書くことはできません。
以上の理由から英語の文法と単語をある程度理解してから、アウトプットの練習をしましょう。
英語の基礎がないまま聞き流しをする
スキマ時間にポッドキャストを利用して、英語の聞き流しをすることをおすすめしましたが、これは英語の基礎力がついてからか、自身にあったレベルのものを選ぶときに限ります。
英語の基礎がわかっていないと音声はただの雑音になってしまい、英語を聞くことが苦痛になってしまいます。
英語を嫌いにならないためにも、英語の基礎力が付いてからか、自分のレベルにあったものを選びましょう。
まとめ
英語学習で大切なのはインプットをしてからアウトプットをすることです。しかし、日本人に勘違いしてしまうのが英語を完璧に覚えてからアウトプットしようとする点です。英語はネイティブだって間違えてしまうことがあります。英語の基礎をある程度覚えたら、アウトプットをしながら修正していくのがベストな勉強方法です。
最後にこの記事のポイントをおさらいします。
1.英語学習で最初にすべきことは、具体的な目的を持つこと。
2.「英語の基礎知識」→「リスニング・リーディング」→「スピーキング・ライティング」に勉強する
3.基礎ができたら英語の試験を受けて、外国人の友達を作ってみる
4.アプリなどを使ってスキマ時間を利用する
5.オンライン英会話を利用して、アウトプットを練習する
6.興味のあるものと英語をリンクさせる
今回の記事では、英語学習の手順と効率的な英語勉強法についてまとめました。この記事を参考に、ぜひ英語の勉強を始めてみてください!
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